カニおブログ

好きな飲み物はワンラオジーです

やるき茶屋と総経理殿と

総経理殿(中国人)が、居酒屋チェーンの"やるき茶屋"の看板を見て僕に問いかけた。
「おい、日本語の"やるき"とはどういう意味だ?」(注:ひらがなだけ読める)バチっと当てはまる中国語が思いつかなかったので、仕事とか勉強とかを頑張りたいという気持ちみたいなもんスよ、Fightingの感覚じゃないスかね、と答えた。すると総経理から意外な一言が返ってきた。「何で茶屋で頑張んなきゃならんのだ?茶屋は普通休憩する場所だろ?」あ、確かに。総経理に成り上がっただけあって、意外と鋭い。やるき茶屋は喫茶店でなく、居酒屋である旨を教えてやると、「茶屋って名前だけど居酒屋って事は分かった。で、酒飲む所で何を頑張るんだ?」そうだね、ホントだね。僕は何を頑張ってるんだろうね。僕は謎の中国人と一緒に日本にやってきて、藤岡弘と面談し、爆買いを手伝い、名古屋で名物でもない博多ラーメンを食わされている。母さんごめん。僕は勉強を頑張って大学に入り、就活を頑張って会社に入り、今では頑張ってマツキヨで中国人の目薬選びを手伝ってます。新しい上司は中国人。ボディランゲージと中国語は通じるけれど常識は通用しねえ。明日は無いよ。ノーフューチャーだよ。
そんな想いを抱きつつ、まあ同僚とかと酒飲んで明日から頑張ろうってことじゃないスかねと答えたら、「そうだな。じゃあ今日は酒でも飲もう。明日から頑張ろう。」と、普段飲めない癖に一丁前に飲みに誘ってくれるのだった。奢ってくれるのかなと思ってたら「領収書貰って財務に回しとけ」と言われました。