カニおブログ

好きな飲み物はワンラオジーです

ソシャゲが原因で離婚したいという夫婦のどうでもいい話

カミさんのお友達の旦那さんがソシャゲのガチャを月に数万円単位で引きまくってて、奥様が大激怒しているらしい。旦那さんは以前、もう二度とソシャゲに手を出さないと誓約したにもかかわらず、コソコソ手を出し続けていたことに「約束を破り嘘をつかれた」と離婚も視野に入れるレベルで御立腹されているとのことなのだが、登場人物は皆知らない人なので、心底どうでもいい。


だけど、(少し強引ではあるが)ソシャゲをある種の趣味だと捉えれば、もしかしたら、奥様は旦那さんの数少ない趣味を、自分が理解出来ないという理由で無理やり止めろと約束させた可能性もある。そりゃ旦那さんもコソコソ続ける以外になく、何かの拍子にバレてしまい「何で嘘つくのっ!酷いわっ!」となってしまったとも考えられる。変な約束をしてしまったり、それがバレてしまったりと旦那さんも脇が甘いなあとは思うが、一般的にソシャゲはギャンブルなんかと同レベルで語られることもしばしばあるだけに理解しがたいという奥様の気持ちも分からんでもないものの、ソシャゲという趣味を理解してもらえない旦那さんは少し可哀想だなあと思う一方、そもそもその旦那さんは知らない人なので、この仮説が正しいかどうか含め、極めてどうでもいい。
 
奥様は何故旦那さんのソシャゲに反対するのだろうか。お金が掛かるから?まあ、趣味にかける金ってのは理解出来ない人にとっては一見無駄に見えるものだ。上海で1回ゴルフに行けば約1,200元(24,000円)がすっ飛ぶが、あまりゴルフに興味がない僕にとっては年数回のコンペすら無駄金にしか思えない。もちろんソシャゲにリアルマネーを注ぎ込む神経も理解できないが、そもそもまず、趣味ってのはそういうもんだということを奥様はわかってらっしゃるのだろうか。まあ、分かっていようがいまいが、奥様も知らない人なのでマジでどっちでもいい。
 
ソシャゲのやり過ぎなんて理由で離婚出来るのかどうかはよく分からんしどうでもいいのだが、奥様は是非、ゴルフ(注:僕は興味無い)に旦那さんが行かれた程度のお金だと思って、是非冷静になっていただきたい。そして旦那さんの趣味であるソシャゲに理解を示してあげてはいかがかと思う。僕は興味無いけど。そして相互理解の元でぜひ円満な夫婦生活を継続していって欲しいが、本当のところは全く知らない人なので離婚しようがしまいが僕の知ったこっちゃない。
 
 

通訳者が不健康な心の汗をかくまで

相手に言いづらいことを一番はじめに相手に伝えるのは通訳である。聞きたくないことを一番最初に聞くのも通訳である。通訳ってのは精神的なタフさが求められる仕事だと思う。

時に人間は、自分が直接相手に言わなくてもいいとなると、とたんに横柄に、そして図々しくなるものだ。そして間に立つ人は何時だってストレスにさらされている。

しかも通訳には相手の言いたいことを正確に訳すという使命がある。それが通訳が本当につらいところなのだ。以下簡単な例を挙げる。

 

中国人:「今回の業績悪化はお前ら日本人のせいアル!」

カニ夫:「日本人のせいだって言ってます」

日本人:「なにいってんだ!お前ら中国人の管理が悪いせいだろ!」

カニ夫:「中国人チームの管理手法に問題が…」

中国人:「お前なに言ってるアルか!お前らの連絡が遅かったのが悪いアルよ!」

カニ夫:「そもそも日本人の連絡の遅さに問題があったと…」

日本人:「だぁーかぁーらぁー!何回も言ってるけど、お前らの管理は(ガミガミ)」

 

こんな通訳をしてると、だんだん下線部の「お前ら!」という言葉が、自分自身に向けられているような錯覚に陥ってしまう。加えて(特に日本人に多いような気がするのだが)エキサイトしてくると、なぜか相手ではなく、通訳の目を見て話してくる自分が怒られているような感覚になってきて、だんだんグロッキーになってくる。そんな「自分への罵倒」として脳内変換された言葉を、一言一句聞き漏らすまいと集中し、意味を噛みしめて、瞬時に自分の言葉として多言語に変換しなければならない。はがゆい!

しかも人間ってのは不思議なもので、自分が不快だと思う言葉は耳から入ってこなくなる。ちょうど面倒くさいお説教が左耳から入って右耳から抜けるように。え、いま何て言ってたの?全員が自分の翻訳を待ってじっと僕の顔を見ている…頭真っ白、カニみそダダ漏れである。そして脳内の糖分がゼロになった瞬間、悲しくもないのに涙が出てくるのである。まさに心の汗。不健康なほうのね

僕は専門の通訳ではないので、限界に達したときは「ちょっと休憩させてください!」と言えるけれど、通訳を専門としている人々は、本当に大変だと思う。「通訳っていわゆる事務職みたいなもんだろ?」くらいの認識の人は、ぜひその考えを改めてほしい。そして海外駐在員で専門通訳がついている方はぜひともその大変さを分かってあげてほしいし、彼らがなるべく翻訳しやすいように一言一句に気を配ってあげてほしい。

寒けりゃ着ろ!脱いでも暑いから冷房してんだよ!

カニ夫です。今年の上海は暑かった。といっても上海で夏を過ごすのは初めてなので、比較のしようもないのだが、じめじめしているせいか、体感では東京よりずっと暑いように感じられた。先週から少し気温が下がり、だいぶ過ごしやすくなったけど、部屋のJAPAN製冷房は遠慮がちすぎて効きが悪いので、相変わらずの16℃設定で環境を汚染しまくっている。中華製冷房は豪快に冷えるので大好き。

ところで、中国人の同僚と話してたんだけど、「女はいちいち冷房寒い寒いってうるせえ」っていうのはどうやら日中共通の認識みたい。「寒けりゃ着ろ!こっちは暑くても脱ぐもんがもうないんだよ!」っていうのは極めて全うな主張だと思うんだけど、これに対する説得力ある反論を聞いたことがないんだよね。ほれほれ、文句あんなら反論してみろ!

今日から9月。冷房の設定温度なんつうくだらない事でモメ事起こす季節は過ぎ去った。もう少ししたら今度は暖房の温度でモメるんだろうけど。

中国人メンツ問題を聞く度に思うこと

時々飲み屋で会うおじさんがこんなことを言っていた。

「中国人部下は人前で叱ってはいけないよね。みんなの前で恥をかかされた(=メンツを潰された)と思われて、一生恨まれるからね。」
 
まあ実際はもっと自然な流れの中で中国人のメンツ論についての話になったんだけど、まあこのテの話は中国駐在員にとってはもう耳タコ。中国ビジネス研修やら中国ビジネスの本なんかでカニみそ漏れまくる勢いで出てくる。
 
だけど、この話を聞く度に思うことがある。そんなの当たり前じゃん。そりゃそうさ。誰だって人前で叱られたら恥ずかしいしムカつくだろ。オレだって嫌だ。しかもなにちょっと「日本人なら人前で叱っていい」みたいな前提で話してんの?
 
みたいな話を餃子の皮5枚くらいに包んで話したら、おじさんはこんなこと言った。
 
「いやいや程度の問題なんだよ。中国人は日本人みたいにサッパリしてないんだよ。日本人は自分が悪かったら真摯に受け取るけど、中国人はメンツ潰された恨みの方が勝っちゃうんだよ。」
 
イヤイヤイヤ、コレは程度の問題じゃねーよ。日本人の中にも恨み深い奴もいるし、中国人でも切り替えの早い奴もいる(割合の問題こそあるかもしれないが)。ちなみにオレ人前で叱られたらどんなに自分が悪くても根に持つタイプよ。そもそも中国人だろうが日本人だろうが、会社の中ではそういうことやっちゃダメなの。なるべく人間関係に配慮して仕事を進めるのはどこの会社でも最低限のビジネスマナーだろ。(という心の声とは裏腹に、実際は「ハァそうですね」くらいの生返事しかしてないが)
 
「中国はメンツ問題がさぁ〜」とか言ってるおじさんはアレか、捻くれた見方をすれば、日本では人前で部下を激詰めしまくるパワハラおじさんでした、ってことか。そもそも中国に来たばかりのオッサンが偉そうに講釈垂れてることそのものも気に入らなかったが、このおじさんは例え日本人であっても人前で部下を叱るのはよくないってことに気づいているのだろうか。
 
まあちなみにカニ夫自身は部下いないからよくわかんないけど、以前中国人の上司に(自分の責任ではないのに)みんなの前で吊るし上げられたときは、ずっと呪いの言葉を唱えてたけどね。

さまざまなテストを行ってみる

準備を万端にしないと、何事も始められない性分なのだ

まずは始めて見ようと思う

どんな機能があるのかな

人のコメントを引用するときにつかうよ

 

 

たとえばリンクを貼るときはこんな感じかしら。